KD1JV Tri-bander製作記
このキットを作るにあたっては、WBSを作って作業計画を練ってみたり、
スマホで使えるCADアプリでケースの着色どうしようかシミュレーションしてみたり、
ただ作るのではなく自分なりに新たな試みをしようとしていたのですよね。
そうした、いわば前夜祭的なエトセトラを気が済んだところで、いつも通りおもむろに、キットの製作を開始したわけです。
いくつかの課題はあったものの、非常に作りやすいキットでした。
これまで、中国、米国、日本のキットや回路を組んできましたが、総じて、
中国のキットは、安くて完成時のクオリティも高く文句無しに素晴らしい。
アメリカのキット、ちょっと高いけどハムの本場Wを感じられて嬉しい。
RNRさんの回路を自分でパーツを集めて組むのは、日本人ならではの繊細さや思想、熱狂を感じられて奥深い。
入手困難な部品は高いけど、裏を返せばプレミアム感がある。
そんな感想を持っております。
ここまできたらもう完成ですね。
受信が一発でできなかったとか、パワーが出ないとか、トラブルシュートが必要な時は何度かあり、そんなときは、完成品、例えばSW-3Cにしとけば良かった、と思う瞬間は何度もありました。
とはいえ、実用性と作りやすさのバランスはピカイチ!のキットなのではと思います。
実はそんなにつまづくところはないですし (受信が一発でできなかったのは私のマニュアルの手順の見落としというただのウッカリ事案です)、LPFのリレー制御、90度の基板接合箇所など勉強になり、作って、本当に良かったです!
Tri-bander、使ってみて気になった点としては、受信音が、最初ちょっとサーって音(ホワイトノイズ)が気になっていたのだけど、慣れてきたのか、気にならなくなりました。こんなものなのかもしれないですね。 十分、静かなほうかと。
少なくともDEGEN DE1103のように、オーディオフィルター入れないと、聞いててしんどい、というほどのものでは決してないです。