JF3HZBさんのSDR制作メモ①部品実装~ESP32書き込み・LCD画面表示まで

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非常に幸運なことに、JF3HZBさんが試作されたSDRトランシーバーの基板の余りをお分けいただくことができました。

本日時点で、部品の実装~ESP32書き込み・LCD画面表示まで成功しましたので、ここまでのメモを記載しておきます。

①部品の調達

秋月電子を中心に、AliExpress、サトー電気と3つのECストアから調達しました。

それぞれのストア別調達部品リストを下記に示します

秋月電子

【I-02330】 2回路入高速単電源CMOSオペアンプ OPA2353UA 44MHz
【I-02849】 低損失ポイントレギュレーター 5V TAR5SB50(10個入)
【I-03288】 低損失ポイントレギュレーター 3.3V TAR5SB33(10個入)
【I-11299】 低損失表面実装型三端子レギュレーター 3.3V800mA NJM2845DL1-33 ×2
【I-11428】 トランジスタ 2SC945L-K-T92-K 60V150mA
【I-14002】 2回路入り出力フルスイング単電源オペアンプ NJM2746M
【M-17256】 Wi-Fiモジュール ESP32-S3-WROOM-1-N16R8
【P-00100】 ロータリースイッチ(1回路12接点)
【P-02724】 電源用電解コンデンサー100μF35V105℃ ルビコンZLH×3
【P-08426】 電解コンデンサー 470μF16V105℃ ルビコンWXA×2
【P-13161】 チップ積層セラミックコンデンサー 10μF35V X5R 1608 (10個入)×2
【P-13374】 チップ積層セラミックコンデンサー 0.1μF50V F 1608 (40個入)
【P-13387】 チップ積層セラミックコンデンサー 0.01μF50V B 1608 (50個入)
【P-14526】 チップ積層セラミックコンデンサー 1μF25V X7R 1608 (20個入)
【P-14788】 チップ積層セラミックコンデンサー 2.2μF25V X7R 2012 (10個入)

【C-09732】 1×8Pメス/1×8Pメス 2.54mmピッチ コネクタ付ケーブル 30cm長
【C-15385】 コネクタ付コード 4P 赤黒黄緑
【P-02332】 チップ積層セラミックコンデンサー 1000pF50V B 1608 (40個入)
【P-03476】 ブレッドボード・ジャンパー延長ワイヤ(メス-メス) 15cm青 (10本入)

AliExpress

Pcm5102apwr 

SN74CBTLV3861PWR

1.8インチ1.8 p HDカラーディスプレイ,128x160x128 p LCDディスプレイ,160 V DC

Smdセラミック三脚フィルター、CST16.CV93MXJ0C3-TC20、16.93mhz、3.1×3.7、10個

(5 個) 100% 新 PCM1808PWR PCM1808 TSSOP-14 チップセット

(1個) 100% 新SI5351 SI5351A-A-GTR 5351 SI5351A-B-GTR MSOP10チップセット

Smd抵抗サンプルアソートキット 0603 1ohm-1m,オーム,1%, 33値,20個 = 660個

10kΩ 可変抵抗 ツマミ付き 10個入り

サトー電気

フェライト・トロイダル・コア(フェライト社製) FT37-43
25MHz 5ケ HC49US
チップコンデンサ(50V) サイズ:1.6X0.8mm 100pF 20ケ
チップ抵抗 サイズ:1.6x0.8mm 3.3kΩ 10ケ
チップ抵抗 サイズ:1.6x0.8mm 2.2kΩ 10ケ
チップ抵抗 サイズ:1.6x0.8mm 22kΩ 10ケ
チップ抵抗 サイズ:1.6x0.8mm 1.5kΩ 10ケ
チップ抵抗 サイズ:1.6x0.8mm 47kΩ 10ケ

部品集めに関する注意点

SN74CBTLV3253という部品は基板パターンに合わないピッチ(HTSSOP)のほうを頼んでしまいました。

基板にフィットさせるためには「HSOP20」というピッチのものを頼む必要があります。

私は、仕方がないので、秋月のピッチ変換基板で変換して実装しております。

なお、1/8時点で、まだ最終動作確認が済んでいないので上記の注文で動作を保証するものではありませんのでご注意ください。

部品実装

これはコツコツとはんだ付けしていくのみです。トリファイラ巻きのところは正しくできているのか。後ほどしっかりと検証していきます。

ディスプレイと基板の接続

下記のように接続して今のところ表示が確認できております。

GND →J5の2番ピン
VCC →J5の8番ピン
SCL →J5の7番ピン
SDA →J5の6番ピン
RES →J5の4番ピン
DC →J5の5番ピン
CS →J5の3番ピン
BL →J5の1番ピン

ESP32への書き込み

まずは、16GB以上のメモリを積んだPCで、Arduino IDE2.2.1を立ち上げます。

そして、下記の方法で、ESP32のボードマネージャーのバージョン「2.0.9」を選択可能な状態にする必要があります。

File>Preferencesと進む

「Additional boards manager URLs」欄に下記を追加する

https://github.com/espressif/arduino-esp32/releases/download/2.0.9/package_esp32_index.json

こうすることで、boards manager にesp32と入れると出てくる二番目の「esp32 by Espressif Systems」のプルダウンで2.0.9を選べるようになります。

こちらで2.0.9を選択しインストールします。

そして、「コンパイル設定.jpg」と同じになるように各項目を選択します。

書き込み方法

J6と、USBシリアル変換ボードを下記のように接続します。

USBシリアル変換ボードは私は下記の手持ちがあったのでこちらを利用しております。

FT234X 超小型USBシリアル変換モジュール

USBシリアル変換ボードの+5Vは基板上J1の1か2に、USBシリアル変換ボードのGNDは基板上J1の3か4に、それぞれ接続しました。

このように接続した状態で、USBシリアル変換ボードとPCを接続します。

そのうえで、J6の4番ピンをGNDと接触させた後、また非接触状態にし、その後、Arduino IDEのボードへ書き込みボタン(下記黄色〇ボタン)を押します。

二回ほどコンパイルエラーが発生すると思いますので、都度、必要なライブラリをライブラリマネージャでインストールします

この書き込みですが、16GB以上のメモリがあるPCでないと厳しいと思います。

無事書き込みが終わると、下記のようにログが出ます。

これで書き込み完了ですので、J6に接続していた、USBシリアル変換ボードからの線、3番と5番のジャンパ線を抜きます。

この状態で、LCDと基板を接続し、J1にとりあえず5Vを印加したところ、LCDの表示が確認できました。

下記は、その様子です。

本日は、いったんここまでです。

jk1ohm

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